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ぼくらはアナログを切り捨てたわけではない。むしろアナログの方が好きだ。 |
| 電子書籍の写真や絵は圧倒的に美しい。印刷の具合で、編集者やデザイナーや作家の意図したものと違う仕上がりになるという事態もおこらない。電子書籍をリアル本でリリースする意味がどこにあるのか、と思う人もいるだろう。しかし、マテリアルを所有する楽しみ・カタルシスはリアル本の方がはるかに勝っている。 スタジオ・エム・オー・ジーからリアル本を出すことはないが、スタジオ・エム・オー・ジーの電子書籍がヒットしたときに、リアル本を他社から出すことは十分にあり得る。むしろ、そういうことをどんどんやっていきたい。 |
| スタジオ・エム・オー・ジーは4つの要素で成り立っている。 1つは電子書籍の出版部門。2つめは、作家でイラストレーターのなかひら まい の作品部門。3つめはScrap Web Magazine編集部だ。そして、4番めの要素が、スタジオ・エム・オー・ジーがここ数年間で築き上げたクリエイターたちとのネットワークだ。 イラストレーター、画家、写真家、ミュージシャン、プログラマー、編集者などなど、たくさんの人たちと知り合い、いろんな話をしてきた。みんな、アイディアは秘めていても、出版業界の現状では今ひとつ力を発揮できないでいた。そういうクリエイターたちを、スタジオ・エム・オー・ジーは積極的にネットワークしていきたい。彼らと一緒にアイディアを練って、一緒にリスクを背負って、面白い作品を世に出していきたい。そして儲けは誰かが独占するのではなく、平等に分けたい。 スタジオ・エム・オー・ジーにとって、事業の中枢になるのは、実は、この4番めの部分だ。「クリエイターでつくる電子書籍の出版会社」と名乗っているのはそういうわけだ。 ぼくらは、この、ちっぽけな枯れ葉の舟で大海原へと漕ぎ出す。幽霊船にあえるのか・あえないのか。岸に着くのか・着かないのか。それは、行けばわかるさ。 |
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スタジオ・エム・オー・ジー 代表取締役 森内 淳
2010年6月23日水曜日 |
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